Netflixがコメディアンのデイヴ・シャペル氏による要求で「シャペルズ・ショウ」を配信停止

Netflixは11月初めに「Chappelle’s Show(シャペルズ・ショウ)」のストリーミングを開始した。しかしそれからわずか3週間あまり後、同社はこのComedy Central(コメディ・セントラル)でのショーの放映を中止した。

共同制作者のDave Chappelle(デイヴ・シャペル)氏はこの決定の背景について、最近の番組のセットから思われるInstagram(インスタグラム)動画で語り、番組をストリーミングする会社はどこも「盗品を買っている」と酷評した。

彼は、Comedy Centralが自分との契約に違反したと訴えているわけではない。批判しているのは契約で、「もうすぐ子供が生まれる一文無しの28歳が契約書にサインする」ように自分はサインしたと話した。

彼はこう続けた。

人はオレがChapplle’s Showでものすごく稼いだと思っている。番組が終わったとき、ぼくは1セントももらっていなかった。会社は払う必要がなかった、なぜならオレは契約書にサインしたから。でもこれってそうなの?そのうち、オレの仕事をみんながストリーミングしていることを知ったけど、やつらはオレに頼む必要もいう必要もなかった。完璧に合法、なぜならオレが契約書にサインしたから。でもこれで正しい?オレは違うと思った。

シャペル氏は話を続け、Netflixが番組をストリーミングしたと聞いて「激怒した」と語った。

で、どうしたと思う?電話をかけてオレは不愉快だといってやったよ。で、やつらが何をしたか知りたいかい?流すのを止めたんだ、オレの気分が良くなるためだけにね。だからオレはNetflixに激怒している。やつらはオレに金を払い、やりたいことをやって、ビジスネマンの常識をはるかに超えることをやった。連中は、やつらが間違っていると「オレが」思うかもしれない、と自分たちが思ったというだけの理由でそうしたんだ。

契約といえば、Netflixは2016年にシャペル氏とスタンダップスペシャル3本の権利を6000万ドル(約62億7000蔓延)で買う契約を結んだ(Page Six記事)。

ちなみに、「Chapplle’s Show」はHBO Max(彼はHBO幹部についてもうまいいい方をしていた)とComedy CentralとCBS ALL Access(Comedy CentralとおなじくViacomCBS傘下)で現在も観ることができる。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Dave Chappelle(@davechappelle)がシェアした投稿

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Netflix

画像クレジット:Lester Cohen / Netflix

原文へ

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。