Netflix配信の韓国ドラマ「イカゲーム」、全世界で1億4200万世帯が視聴

ブルームバーグによると、Netflix(ネットフリックス)が事前収録した株主への第3四半期決算発表で「Squid Game(イカゲーム)」の大ヒットが改めて明らかになった。全世界で約1億4200万世帯がこの韓国語のドラマを視聴している。このドラマは、借金まみれの人々が数千万ドルの賞金を獲得するために命がけのゲームに挑むという内容だ。Netflix史上最も視聴された新ドラマだという。

「イカゲーム」は「文化的時流」を捉え、米国を含む94カ国のNetflixランキングで1位に輝いたとNetflixは明らかにした。また、同社はイカゲーム関連商品に対する膨大な需要があることから、同ドラマをモチーフにした消費財を販売することも発表した。

ブルームバーグは数日前「インパクトバリュー」と「効率性」に関するNetflixのスコア詳細を示す文書を入手した。Netflixは、作品が成功したかどうかを判断する指標をかなり内密にしてきたが、文書ではドラマや映画の成功をどのように測定しているかが示された。「イカゲーム」は、予算2140万ドル(約24億円)の約41.7倍に相当する8億9110万ドル(約1017億円)のインパクトバリューを生み出した傑出作品だった。

イカゲームが大ヒットしたおかげで、第3四半期の加入者数は2021年最高になったとNetflixは述べた。最高財務責任者のSpencer Neumann(スペンサー・ニューマン)氏は決算会見で「第4四半期に入り、成長が加速しています」と述べた。第3四半期には主にアジアやヨーロッパから438万人の加入者を獲得し、2021年第4四半期には850万人の加入者を見込んでいる。

編集部注:本稿の初出はEngadget。執筆者のMariella MoonはEngadgetの寄稿者。

画像クレジット:Netflix

原文へ

(文:Mariella Moon、翻訳:Nariko Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。