NSA、輸出ルーターに傍受機能を埋め込んだ疑い

今日(米国時間5/12)発表された、近刊、No Place to Hide抜粋の中で、著者のGlenn Greenwaldは、2010年の資料を挙げ、NSAは米国から海外へ輸出されるルーターやサーバーを中間捕獲し、侵入するための改造を施していたことを明かした。

Greenwaldによると、暴露を裏付ける文書は明日公表される。

米国IT製品に裏口を設置することは、外国の潜在顧客に対する魅力を損うだけでなく、これまで米国政府が中国メーカーによる漏洩を再三批判してきたことが、滑稽と言えるほどの偽善だったことになる。

2013年の報道より:

中国の通信プロバイダー、Huaweiは、米国およびオーストラリアの国家安全に対して明らかな脅威を与えている、とMichael Hayden、前国家安全保障局(NSA)長官は語った・・・

Huaweiが中国政府のためにスパイ行為を働いたという確かな証拠があるかを確認したところ、Haydenは「ある」と答えた」

Greenwaldは抜粋の中でこう言っている、「中国企業がネットワーク機器に監視機構を埋め込んでいる可能性は十分にある。しかし、米国も間違いなく同じことをしている」

機器を傍受することは、”interdiction”[阻止]と呼ばれ、NSAの持つツールの一つだ。NSAがノートPC等の電子機器を傍受しているというニュースは、以前報道された。したがって、外国向け米国製サーバーについても同じであることはさほど驚きではない。

現在米国議会では、NSAの活動を制限する “USA Freedom Act”法が可決される可能性がある。TechCrunchはこの話題を追っているので、結果が議案が通り次第お知らせする予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

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