Oracleが今日(米国時間4/30)、マーケティングの何でもあり総合ショップOracle Marketing Cloudを立ち上げた。そこには同社がこれまで買収した各社…Eloqua、Compendium、Responsys、BlueKaiなどなどの技術が盛られている。
これらの顔ぶれからも分かるように、Marketing Cloudが提供する機能は相当幅広くて、ユーザは自社自店のマーケティングキャンペーンをWeb上、ソーシャルメディア上、モバイル上、それにメール利用で展開・管理できる。Oracleの既存のSocial Cloudとも統合されていて、コンテンツマーケティングのためのツールもある。
とくに重要なのは、これまでばらばらに提供してきたいろいろなマーケティング機能を、Marketing Cloudという傘の下にまとめたことだろう。プレスリリースでOracleは、三つの重要なセールスポイント… 単純性、エンタプライズ対応、顧客中心主義…を強調している。
とくに上の最後の点については、Marketing Cloudはマーケターに、顧客データの統一、多様なメディアからの最適オーディエンスの動員、パフォーマンスの分析(マーケティングキャンペーンの成績)などに関し、もっとも進んだクラウドベースのソリューションを提供する、と言っている。
また、同じく同社によれば、Marketing Cloudの初期のユーザはすでに成果を上げている。すなわちThomson Reutersはキャンペーンの成果と見なせる売上増が175%と報告し、Golden State WarriorsはTwitterのフォロワー数が300%増加した。そしてZurich NAでは、顧客リテンション(維持率)が10%増加した。
Oracleはこのプロダクトをニューヨークのイベントでローンチする。SVPのReggie Bradford(Oracleに買収されたVitrueのCEOだった人)に事前に聞いたところによると、今後は、顧客に対する移行費用の援助も含む、彼らの従来システムからの(クラウドへの)マイグレーション促進策を強力に進めていく。
Marketing CLoudに関する詳細はここに。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))