Osmoの新作ゲーム「Pizza Co.」は、ピザ店の運営を通して子供達にビジネスの基礎を教える

pizza-co

教育ゲームを手がけるOsmoは、同社CEO、 Pramod Sharmaにとって最も身近な題材「アントレプレナーシップ」を新作ゲームで取り上げた。

SharmaとJérôme Scholler(両者とも元Google社員)が共同ファウンダーを務めるOsmoは、タッチスクリームのゲーム操作と現実世界の物を組み合わせ、画面の前でアクティビティを行うタイプのiPadゲームを開発している。

新作ゲーム「Pizza Co.」と多くの子供達が運営経験のあるレモネードスタンド(私はレモネードスタンドを運営した経験はないけれど)を比べてSharmaは説明する。このゲームの目標は、プレイヤーが楽しくビジネスの運営を理解することにある。また、子供達が計算やパターン認識といったスキルを習得する助けにもなる。

レモネードスタンドがモデルなら、なぜピザなのか?Sharmaの答えは至ってシンプルだ「子供達はピザが大好きだからです」と話す。

ゲームの物理的な要素には、ピザ生地といくつかのトッピングがある。子供達はカスタマーの注文に応じてピザを作る。また、このゲームにはゲーム用のお金があり、おつりを出す場面もある。これらのアクティビティはiPadのカメラに付けるOsmoの専用パーツで捉えている。

学校では多くのクラスですでにお店を想定したレジを使う学習があるものの、Pizza Co.はより広い体験を提供するSharmaはいう。子供達はカスタマー満足度を考えたり、収益を使ってビジネスを成長させることを考え始めるという。

「会社を築く旅路でこういうことを経験してきました。起業家は同じ経験をしています。私たちの目的は、ゲームを通してこの体験をどのように子供達にも経験してもらえるか、ということです」とSharmaは言う。「起業家としての体験をどのように提供できるか?」を考えたという。

ピザ店が繁盛すると、プレイヤーは得た利益で店舗の内装を良くしたり、早くピザが焼き上がるオーブンにアップグレードしたりすることができる。また、他のピザ店を買収して、ちょっとしたピザの成功者になることができる。

ゲームは7才から12才を対象としているが、5才と6才向けの「ジュニア」設定もある。

Pizza Co.のゲームは39ドルで販売する。Osmoのハードウェアを持っていないなら(このゲームで遊ぶにはiPadとカメラに付けるミラーが必要)、OsmoのハードウェアとPizza Co.のゲームがセットになった59ドルのCommerce Kitを購入できる。Pizza Co.のゲームは来月からApple Storeで販売を開始する予定だ。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。