今日(米国時間3/27)、3Dプリンター・メーカーのMakerBotとオープンソースAndroidゲーム機のOUYAは提携を発表した。これにより、OUYAゲーム機のユーザーはMakerbotの3Dプリンタでカスタムメイドの筐体を家庭でプリントすることができるようになる。OUYAが3Dデザイン・ファイルをMakerBotの3Dデザイン・レポジトリであるThingiverse.comに提供する。ユーザーはこのファイルをMakerBotReplicator 2 Desktop 3Dプリンタに読み込ませる。
The OUYAのゲーム・コンソール筐体には蓋、スプリング式の開閉ボタンなどが付属する。MakerBot Replicator 2X Experimental 3Dプリンタを利用すれば、素材にバイオプラスチックのPLAではなくABS樹脂を利用することができる。
OUYAはすでにオープンソースのSDKを発表しているが、MakerBotとの提携によってユーザーがカスタム・デザインの筐体を簡単に入手できる道が開かれた。ハードウェアを3Dプリントできるようになれば、たとえばゲームデザイナーがゲームの内容に合わせてカスタマイズした筐体のデザイン・ファイルを提供するなども可能になる。
MakerBotは自社サイトで、OUYAコンソール筐体のデザインについて触れ、ユーザー自身も3Dプリント・ファイルをカスタマイズできるだろうと述べている。Yves Beharデザインの角を面取りした立方体がこれからどのようにカスタマイズされていくのか楽しみだ。
〔日本版:OUYAゲーム・コンソールはAndroidをOSとしTegra 3プロセッサを利用したオープンソースの低価格ゲーム専用機で近く発売が予定されている。〕
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)