Oxford Dictionaries Onlineが大量の新語を加えた。bitcoinもあればtwerkもある。
なお、念のため: Oxford Dictionaries OnlineはOxford English Dictionaryとは別のものである。しかしどちらも、出版しているのはOxford University Pressだ。ODOは更新が激しく、最近ではOMGやLOLといったテキストスピークも加えている。OEDは更新がそれほど頻繁ではなく、また、一度加えた語は削除しない。
今回加わった新語は、テク系とローティーン系が不協和音を奏でている。以下に、その一部をご紹介しよう。〔以下、n.は名詞、v.は動詞、adj.は形容詞の意。〕
テク部門
bitcoin, n.: 中央銀行がなくても取引が成り立つデジタル通貨。
BYOD, n.: ‘bring your own device’(自分自身のデバイスを持ち込む)の省略形: 企業が社員に彼らが所有するコンピュータやスマートフォンやそのほかのデバイスを仕事目的で使うことを許す慣行。
digital detox(デジタル解毒), n.: 個人がスマートフォンやコンピュータなどの電子機器の使用を控える期間のこと。ストレスを減らし物理世界での社会的な関係に集中する機会、とみなされている。
geek chic, n.: コンピューティングやテクノロジに熱中している人たちのファッションやルックスや文化のこと。それらは、かっこいいとみなされている。
Internet of things(物のインターネット), n.: 日常的なさまざまな物がネットワークに接続されてデータの送受を行うという、インターネットの新たな利用形態。今それは、いくつかの企業などから提案されている。
MOOC, n.: Massive Open Online Course(大規模公開オンライン課程)。大学等の教科課程をインターネットの上で非常に大量の人びとに無料で提供すること。
phablet(ファブレット), n.: 画面サイズが通常のスマートフォンとタブレットコンピュータの中間ぐらいに大きいスマートフォン。
unlike, v.: 前は好きだったWebページやソーシャルメディアWebサイト上の投稿の、好きや肯定の意思を取り下げる(否定する)こと。〔標準英語ではunlikeに動詞の意味はない。〕
以上はテク世界の人たちが作り上げた大量の新語や珍語の中でも、比較的わかりやすい部類だ。
中学生部門
dappy, adj. (ためぐち): アホ、ドジ、マヌケ。
derp, 感嘆詞および & n. (ためぐち): 意味のない愚かな発言や行為に対して用いる。
squee, 感嘆詞およびv.およびn. (ためぐち): 大喜びや興奮を表す。
twerk, v.: しゃがんだ姿勢で音楽に合わせてセクシーにお尻を振ること(下図)。
ぼくは上の4つのうち2つは聞いたことがある。それは、ぼくがズレてることを意味するのか、それともderpやtwerkの正しい使い方を知ってる中年男は恥まみれで自殺すべきか?
栄光の二部門兼用
以下は、自尊心の自ぐらいある大人が絶対に使わない言葉だけど、なぜかシリコンバレーではよく使われている。
emoji(絵文字), n: 小さなデジタル画像やアイコンで、電子的コミュニケーションにおいて考えや感情を表すもの。
ソーシャルネットワークやメッセージングサービスで絵文字やステッカーをどうやって使うのか? 昔のロックフェラーやカーネギーの時代にも、ビジネスマンはそんなズレた質問ばかりしていたのだろう。
FOMO, n.: fear of missing out(仲間外れの恐怖): ソーシャルメディアやWebサイトの記事を見て、どこかですてきなイベントが今行われているのに、自分だけ外されたのか、と思う不安感。
今あなたは、ぼくのことをこう思っているね: 「きみはこの記事を書きながら、本当は、どちらの部門でもFOMOだっただろう」。でも投資ラウンドに関しては、FOMOになってしまうVCが多いらしいよ。
selfie, n. (ためぐち): 自分を撮った写真。主に、スマートフォンやWebカメラで撮ってソーシャルメディアやWebサイトにアップロードする。
以下はどれも、超有名なselfieだ:(1)、(2)、(3)。
以上のけたたましい画像の出典は: “Miley Twerking On Things We Should Talk About“、Vogue、 Buzzfeed、そしてこいつだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))