DellもついにChromebookゲームに参戦してきた。同社も先行者たちと同様に、Windowsマシンの不調を、何かで埋め合わせなければならないのだ。ただしDellのChromebook/Chrome OS戦略はターゲットを限定し、最初は学校とその児童生徒たち向けの11インチラップトップを作っている。
発売は来年1月で、価格は300ドル以下となる。そして合衆国とイギリスではDell.comで売られる。プロセッサは〔Insipiron 11と同じ〕Celeron 2955U、電池寿命10時間、内蔵フラッシュストレージ16GB、RAM 4GB/2GBとなり、ディスプレイは1366×768、Webカメラは720pでビデオ会議にも使える。802.11n Wi-Fiあり。厚さ1インチ弱で重量3ポンド弱と軽い。I/Oは、USB 3.0 x 2、HDMI、Bluetooth 4.0だ。
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これは、既存のChromebookにとって強敵のようだ。とくに電池寿命はコンピュータの終日利用に対応しており、他機を大きく引き離している。画面の解像度ではGoogleのChromebook Pixelには及ばないが、発表された仕様を見るかぎり、遅まきながらデスクトップコンピューティングの一勢力になろうと志したGoogleの姿勢に関心のある人たちの、最人気機種になりそうだ。
Dellによると、同社は教育市場をねらった本機に続いて中小企業や一般消費者向けの低価格機としてのChromebookシリーズを出していく、という。ということは、ChromebookはDellのメインラインに加わる、という位置づけになる。ChromebookはPCのOEMたちのあいだで、いわば一種の流行だが、教育を手始めに手広くターゲットを広げていこうとするDellの本格的な取り組みは、Chrome OSの将来を占う大きな指標になるかもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))