Philips Hueシステムを使えば、照明をスマートフォンで制御し、人の位置や時刻アラームに応じて自動化できる。私は今でも物理的スイッチを使って、Hueシステムのオン/オフを行っているが、それはiPhoneをロック解除してHueアプリを立ち上げ、「全消灯」などのシーンボタンを選ぶ方が手間がかかる、というのが大きな理由だ。Philipsもそれに気付いてたようで、新しい物理的スイッチ、Hue Tapは、これまでHueが抱えていた重要な欠陥に対するエレガントな解答だ。
Hue Tapは、ボタンを押すだけで自動的に今使っている照明システムのブリッジを見つけてくれる。私も簡単に接続することができ、その後Tapの特徴ある4つのボタンにカスタム機能を設定するのも比較的簡単だった。埋め込みボタン3つの他、盤面全体もボタンになっている。ボタンを押す力を利用していてバッテリーは不要だ。
ボタンには様々なタスクを設定できる。スマートフォンのHueアプリで作っておいたシーンの一つを選んだり、照明を全部消すこともできる。少々面倒に感じたのが、全消灯のためにボタンを1つ割り当てなくてはいけないことだ ― シーンに割り当てたボタンをもう一度押せば消灯できると思うがそうではない。
Hue Tapには、接着テープ付きの壁かけプレートが付いてくるので、すぐ壁に貼りつけることができる。反時計方向にTapを回せば、マウントから外して持ち歩ける。私は、寝室に昇る階段上に設置することにした。階下の照明スイッチがあればいいなといつも思っていた場所だ。ここからTapを外してベッドに持っていけば、寝る前に照明を消すことができる。
Philipsは、Hueライティングシステムを中心に、巨大なエコシステムを作ることを約束しており、このTapは、彼らが利用者の声を聞き、現在のHueの機能に問題があれば解決しようとする姿勢の現れだ。Hue Tapは、Philipsが新たに提供するすばらしい仲間であり、今使っているHueシステムを一段階アップグレードしてくれるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)