PicsArtは本日、新しい1対のiOSアプリを発表した。携帯電話の中の視覚を刺激する道具箱の中に、写真やビデオに対してPrismaのような効果を持つアプリが追加される。同社はまた、ユーザーが8000万人に達したことも発表した。写真とビデオのサポートに加えて、同社はRemix Me(リミックス)機能も発表した。これは加工した写真を社会的実験に使おうとするもので、今は消滅してしまった{0Dubble appで私たちが見たものと、どことなく似通ったものである。
Prismaに似ているが、より良くて速い
Prismaが、その畳み込みニューラルネットワークを用いた「写真を可愛く加工するアプリ」を公開したとき、世界中が大騒ぎになった。それはもっともなことだったが、そこで使われていた基礎技術はそれなりの期間オープンソースとして公開されてきたものであった、そのため計算指向コンピュータグラフィックオタクたちの多くにとっては、この騒ぎが何のことかよく理解できなかったのだ。PicsArtも類似のコンセプトを採用したが、もっと格好良いユーザーインターフェイスと、クラウドではなく携帯電話の中での処理を追加した。後者によって処理はぐんと速くなり、主観的ではあるがPrismaのものよりも処理結果も優れたものとなった。
「私たちはそれをAIで動作する、完全にカスタマイズ可能な写真とビデオエフェクトだと考えています」同社の製品マーケティングとコミュニケーション担当ディレクターのNathan Tylerはこう述べた。「私たちはそれらをMagic Effects(魔法効果)と呼んでいます。なぜならそれらは写真を分析し、そのあと新しいアーティスティックなスタイルで、僅かな時間のうちに再描画するからです。まるで魔法のようです。他のAIを使った写真エフェクトとは違って、これらはPicsArtの3000以上の編集機能を使ってカスタマイズすることが可能です」。
ビデオに焦点を当てた方のアプリはMagic Videoという名前だ。これはPicsArtの写真アプリと同じ技術を使っているが、違いは多くの写真が素早く連続して魔法の(息を呑む)動画として再生されることだ。
PicsArtはもともと数年前にAndroid専用アプリとして始まったが、今回はiOSユーザーが1対のアプリを最初に手にすることになった。とはいえ、同社のボスたちはAndroidのバージョンは、もうすぐ角を曲がってくるところだと請け合っている。
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(翻訳:Sako)