Pinterest(ピンタレスト)は心の健康に関するトピックを検索する多くのユーザーに向けて、心の健康のためのアクティビティを紹介するサービスを開始する。
アクティビティは、Brainstorm: Stanford Lab for Mental Health Innovation(メンタルヘルスの研究所)、Vibrant Emotional Health(ニューヨークのメンタルヘルスサービス)、National Suicide Prevention Lifeline(米国の自殺防止電話相談サービス)の協力を得て作られた。ユーザーが不安や悲しみ、ストレスを感じたときに、深呼吸やセルフ・コンパッション(自分を受け入れて思いやる)のエクササイズをするように促す。
Pinterestのユーザーが「stress quotes(ストレスに関する言葉)」「work anxiety(仕事の不安)」など気持ちが落ち込んでいるかのような言葉を検索すると、アクティビティが表示されるという。
アクティビティはほかの項目とは異なる外観で表示される。同社は、アクティビティは個人的なものでありユーザーのアカウントとは関連づけられないことをユーザーに理解してもらいたいという。アクティビティの利用をもとにおすすめや広告が表示されることはなく、同社は利用を追跡しない。アクティビティは他社のサービスによって匿名で保存される。同社はそのサービスの名前を明らかにしなかったが、「分析において定評のあるトップ企業」だという。
PinterestのプロダクトマネージャーであるAnnie Ta(アニー・ター)氏は次のように述べている。「人々は、アイデアを見つけ、刺激を受け、自分自身や自分の興味、将来を見つめるためにPinterestを使っている。検索はインスピレーションに出あう重要な方法だ。夏の楽しみ方から自分をクリエイティブに表現する方法まで、さまざまなことを見つけられる。しかし人生はいつも素晴らしいことばかりではないし、インターネットもそうだ」。
同社は今後数週間以内にこの新しいプロダクトを全面的に展開する。
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(翻訳:Kaori Koyama)