Postmates(ポストメイツ)は、車輪で動く配達ロボット「Serve」をサンフランシスコで試験展開する許可を当局から得た。最初にSF Chronicleが報じ、この報道を受けてTechCrunchがPostmatesに確認した。このオンデマンド配達の会社は先週、TechCrunchに対し条件付承認のすぐ後に許可が降りるだろうと語っていて、それが8月14日に実現した格好だ。
今回の許可は、サンフランシスコ市全域をカバーするものではなく、ポトレロ・ヒルとイナー・ミッション周辺の一部に限定されている。しかしPostmatesが一度に最大3台のロボットを最速時速4.8kmでテスト開始するのを許可する見通しだ。このロボットによる配達は平日の午前8時から午後6時半に限定され、運行中はロボットから9.1m内で人間が付き添わなければならない。それでも、サービス開始は開始であり、しかも他企業の初期パイロット事業ではあまり協力的でなかった当局からの許可だ。
自動配達ロボット企業のMarbleもまた許可待ちで、センサーを搭載した4輪で動く配達ロボットをサンフランシスコ市内でテストする予定だ。Postmatesと同様のテスト許可が間もなく下りる見通しとなっている。
Postmatesは昨年12月に、全体的に擬人的デザインのServeを発表した。他の多くの短距離配達ロボットと同様に、鍵のかかる荷物入れとスクリーンベースのユーザーインターフェースを搭載している。自動配達ロボットの分野における競争は激しくなるばかりで、Starship TechnologiesやAmazon、その他多くがすでに参入している。
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(翻訳:Mizoguchi)