REDの「ホログラフィック」で「ガッチリした」Hydrogen携帯電話はこの夏出荷予定

高級Android携帯電話メーカーたちの、2017年の業績は芳しいものではなかった。しかしREDはその傾向を、そのハイエンドセットのHydrogenで逆転させようとしている。これは同社のフォーラム掲示板の中で、創業者のJim Jannardが最近投稿したものである。このガッチリしたユニークなデバイスは、夏に出荷が始まる予定だが、プレオーダーをした人たちは、その”4-view”ディスプレイを4月にはテストすることができる。

Jannardは、ディスプレイの品質、オーディオの品質、ビルドの品質、モジュールシステムの多用途性、そして「地獄のようにクールな」側面の模様について自慢している。彼は、それが大きいことを認めている。他の5.7インチデバイスよりも57グラム(2オンス)以上重いだけでなく、幅も広く分厚い。「SOLID(がっちりしている)と考えて欲しい」と彼は結論づけている。少なくともそれは大きなバッテリー(4500mAh)と、デュアルSIMスロットのための余地を残している。

さらに重要なことに、この携帯電話は「前例のない」キャリアサポートを行うのだという。それが本当は何を意味しているのかは分からないが、ほとんどすべてのキャリアが対応するiPhoneを上回ることは難しいだろう。(これはかなり強力な先例だ)。

まあこの発言を額面通りに受け取って、それが大部分のキャリアに対応するものだとしてみよう。Jannardは優秀なセールスマンであり、キャリアというものはこのように楽しくて高額なデバイスを好むものだ。もし顧客たちがこの巨大で高価な電話を手にしたとしたら、他のすべては軽くて安いように見えるだろう。

この投稿は、これまでJannardがこのような記事で、REDが提供するものを、ときどき大げさに売り込むのを目撃してきた人たちの懸念を、和らげる役には立たない。

いまだに、まだほんの一握りの人間だけが、そのご自慢の「ホログラフィック」4Vディスプレイなるものを見ただけだ、ということが心配の種になっている。ここでJannardはその利点を、3Dより優れており、没入的で、壮観だ、などと並べ立てている。

どうやら3Dコンテンツの時代とやらがやってきているようだが(おお神よ)、テレビの3Dコンポーネントは、もしあるとしてもすべて後付だ。映画の3D視聴は宣伝されるほど素晴らしいものでもない、任天堂はハンドヘルドで客寄せに使っていた3Dを捨ててしまった、他にも似たようなものは沢山ある。真実は、誰もそれを本当に望んではいなかったということだ。そしてそれがあらゆる場所にあったとしても、誰もそれらに新奇なものという以上の価値を見出すことができなかったのだ。

だから、Jannardがこれを書いたときに…:

それは全く違った感覚を与えます。すべてのピクセルがそこにあります…でも写真を「見る」のではなく、あなたはイメージの中に飛び込むのです。それはかなり壮大な体験です。

私たちは現在、HYDROGEN Networkの準備のために、プロトタイプをコンテンツ作成パートナーたちに見せているところです。HYDROGEN Networkは4Vコンテンツをオンラインで見つけることのできる場所となります。主要スタジオやその他のコンテンツプロバイダーからの作品を探したり、ユーザー独自のチャネルを作ることも可能です。

私たちは程なく、ソーシャルメディアパートナーを発表する予定です。HYDROGEN 4Vのサポートメンバーに失望することはないでしょう。素晴らしいメンバーたちです。

普通のひとの耳には「マーケティング、マーケティング、マーケティング」と聞こえただけだろう。

ディスプレイを作っているのはLEIAである。これは私たちが見ることを期待している、セミ3Dタイプイメージだ。

私たちは既に、その画像技術がどのようなものかは大まかには理解している。そしてそれはクールなものなのかもしれないが、同時に退屈で、見るのも共有するのも難しい可能性もあり、また他にも精度が低かったりユースケースが限られている可能性もある。これらのすべてはLytro(後から焦点合わせができる写真を撮影できるカメラ)にも当てはまったことだ。それは技術的には素晴らしかった。

高価なアドオンを大きすぎる携帯電話に装置着したHydrogenも、Lytroと似たような運命を辿るのだろうか?(Lytroは消費者向けカメラとしては終了し、現在はプロ用機材の開発に方向転換している)。しかしそれも悪くはないかもしれない。いや、むしろ良いことかもしれない。なにしろ、少なくともヘッドフォンジャックは装備されているし。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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