Safariはまもなくウェブページに埋め込まれたすべての広告トラッカーをブロックし暴き始める

Apple(アップル)は侵略的な広告トラッカーへの反撃を開始する。

アップルは米国時間6月22日に、同社のウェブブラウザであるSafariの新しいプライバシー機能を発表した。ユーザーが訪問するウェブページやサイトに埋め込まれた広告トラッカーのすべてを暴くものだ。

Safariの新しいトラッキング防止機能はブラウザ上部のアドレスバーの隣に表示され、ウェブを閲覧する際に侵略してくるトラッカーをブロックする。ユーザーはトラッキング防止機能を開いて、プライバシーレポートからページ上のすべてのトラッカーの詳細を閲覧できる。

例えば、TechCrunch USのページをチェックすると、200以上のトラッカーが存在していた。

FirefoxやBraveのようなライバルのブラウザには、すでにトラッキング防止機能が組み込まれている。

これは、ターゲティング広告とトラッキング業界の状況を一変させる最新の機能だ。ターゲティング広告が何年にもわたって侵略的なものになってきたため、アップルは同社のソフトウェアにインテリジェンストラッキング防止技術などの機能を導入し、Safariユーザーが広告やトラッカーの読み込みを防止するコンテンツブロッカーをインストールできるようにすることで対応してきた。

Safariの新機能は、2020年後半にリリースされる予定のmacOS Big Surの最新バージョンに搭載される予定だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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