どうやら今月行われるMobile World Congress(MWC)にて、Samsung Galaxy Sシリーズの新機種が発表されることになるようだ。
The New York Timesの記事によると、今回のアップデートは、前回のようなギミック主体ではないらしい。おまけに前回S4のときに酷評されたやり過ぎ感満載のブロードウェイ風発表スタイルも改められるとのこと。
一部では人気の陰りが言われるGalaxyシリーズだが、今回は、より落ち着いた雰囲気の中での製品発表となりそうな感じだ。
ちなみに人気ということについて言えば、たとえばGalaxy S2は発表以来1年間、「最も売れているスマートフォン」の地位を維持し続けた。しかしGalaxy S4についていえば、発売開始後数ヶ月で、他機種の後塵を拝することとなってしまった。但し、S4が売れなかったというわけではない。むしろ大いに売れたと評価すべきだろう。しかしGalaxy Sシリーズの成長曲線には衰えが見られるのではないかと言われている。
これは市場に出回るハイスペックなスマートフォンの種類が増えたことにも一因があるだろうし、またSamsung自体、Noteシリーズをリリースすることで消費者の好みが分かれるようになってきているということもあるのかもしれない。
SamsungのGalaxy Noteシリーズはファブレット市場のパイオニアとも位置付けられるプロダクトだ。当初はGalaxyシリーズの中でのニッチプロダクトとして期待されたものだった。しかしアジアから始まった大画面スマートフォン(ファブレット)の人気は世界中に広まり、The New York TimesによればGalaxy Note 3の方がGalaxy S4よりも売れているという状況もあるのだそうだ。
Galaxy S5については、まだ詳細な情報は入っていない。確からしく伝えられているのは、カメラとプロセッサーについては大幅な機能向上がみられるだろうということだ。
TechCrunchもMWCには参加予定で、詳細はまたそのときにお伝えできるものと思う。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)