Samsungが次期折りたたみスマホをアカデミー賞授賞式で予告

オスカー賞の夜はNetflixのためではなく、韓国のためのものだった。Bong Joon-ho(ボン・ジュノ)監督の痛烈な階級風刺映画「Parasite(パラサイト 半地下の家族)」 のおかげで、韓国は最高の名誉を手にした。

Samsung(サムスン)は、米国時間2月11日にサンフランシスコで開催される「Unpacked 2020」のイベント予告動画として、オスカー授賞式の主要な広告枠に、次期折りたたみ式スマートフォンの360度ビューを公開した。

このCMでは、バックグラウンドでSerge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)のコミック・ストリップサウンドとパチパチパチという音が流れる中、スマートフォンが開閉する様子があらゆる角度から映し出されている。

スマートフォンは画面を半分、または4分の3まで開いた状態で、折りたたみディスプレイでハンズフリーのフェイスタイム形式のチャットができる(まさに、2020年のフリップ式携帯そのものだ)。

また、スクリーンを隠すクラムシェルのデザインを最大限に生かした美しい玉虫色のパープルのカラーリングも確認できる。なお、黒バージョンの方が背景にうまく溶け込んでいるようだ。

側面には、指紋スキャナが存在するように見える。これまでのリーク情報でも、それは示唆されている。

本体を閉じた時に着信をどのようにして表示するのかについては、背面のマイクロディスプレイに電話をかけてきた人の名前が表示される。

サムスンのGalaxy Z Flipのリーク画像をオンラインで見たことがあるが、これは新たな折りたたみ式スマートフォンの公式情報であり、レトロなクラムシェル型かつフリップ型のスマートフォンが、ファッションブームを巻き起こすことを期待している(縦折りスマートフォンとしてMotorola Razrも存在している)。

もちろんサムスンは、この折りたたみ式スマートフォンがすぐに壊れないように祈っていることだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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