LG Displayの今日(米国時間7/25)の発表によれば、同社はOLEDの生産能力を高めるためにドル換算で約70億ドルの投資を行う。OLEDはSamsungが圧倒的なマーケットリーダーだが、この投資でLGの競争力もややアップする。おりしもAppleの今度のiPhone 8は、スクリーンがOLEDになると期待されている。
この発表は今日のLG Displayの、第二四半期決算報告の一部で、これにより同社のOLEDへの総投資額はドル換算約135億ドルになる。資金の一部は10.5世代の大型OLEDディスプレイに投じられ、それは中国のメーカーとの競争対策でもあり、また車載ディスプレイやスマートフォンのためのフレキシブルOLEDの生産にも充てられる。LGによると、OLEDの生産ラインは韓国内で2、中国の広州に1、計3つ増設される。
LGのこの発表の数週間前には、マーケットリーダーのSamsungが、Appleからのオーダーを勝ち取るために世界最大のOLED生産プラントを作る、という報道があった。しかし一方では、AppleはSamsungへの依存を減らすために独自のOLED技術を開発している、という噂もある。
LGによると、OLEDのスマートフォンディスプレイの市場は、2017年の1億2000万基から2020年には3億7000万に増加すると予想される。
〔参考記事: GoogleがLG Displayに巨額投資の噂。〕