Sansanは8月26日、ログミーの株式を取得し子会社化することを同日開催の取締役会において決議したと発表した。
同社グループは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げ、企業やビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題の解決につながるサービスを展開。クラウド名刺管理サービス「Sansan」と、名刺をビジネスのつながりに変える名刺アプリ「Eight」を提供している。
また、各サービスの機能・内容拡充などを目的に、同社テクノロジーを組み合わせたさまざまなソリューション提供ほか、プライベートカンファレンスやビジネスイベントなども開催している。
2013年8月設立のログミーは、スピーチや対談、記者会見などを全文書き起こしてログ化し、その情報を多くの人に届けるメディアを運営。ITやイノベーション、起業をテーマにしたイベント・カンファレンスの内容をビジネスリーダー層に届けるメディア「logmi Biz」、アナリスト・機関投資家向け決算説明会の情報を、個人投資家を中心としたステークホルダーに届ける「logmi Finance」などを展開している。
このようなもと、Sansanはログミーを子会社化し、同グループが培ってきたクライアント基盤やユーザー基盤の活用、営業ノウハウ、データ活用ノウハウなどの導入やクロスセルの実施によって、ログミーのさらなる業績拡大を図るという。また、イベント関連事業・広告関連事業における連携商品の開発、ログミーの記事データベースの価値向上に向けた取り組みなどの実施により、両社サービス価値のさらなる向上に取り組むとしている。
Sansanによると、Eight事業部が展開するオンラインイベントのサービス「Meets」などでのシナジーを生み出そうと考えているという。同社は「『出会いからイノベーションを生み出す』というミッションを掲げており、出会いを生み出す機会としてのイベントサービスとシナジーが生み出せると考え、本件に至った」としている。
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