ハンバーガーチェーンのShake Shackは支払がキャッシュレスのみのスタンドをニューヨークで実験しようとしている。マンハッタンの中心部、アスタープレイスに今月上旬に開設される店ではタッチパネルを備えたセルフレジが用意される。顧客はこのレジで注文から支払まで済ませることができる。注文の品が持ち帰りできるようになるとスクリーンにそのメッセージが出るという。
このスタンドには人間も常駐する。Shake Shackによれば、スタッフには15ドル以上の時給が支払われ、‘Hospitality Champs’〔ホスピタリティー担当〕と呼ばれる。顧客の注文を助けたり質問に答えたりする役目だ。
Shake ShackのセルフレジはiOSとAndroidのモバイル・デバイスでの注文を処理するアプリでの経験をベースにデザインされた。セルフレジの場合はハンバーガー・スタンドに設置される専用ハードウェアで稼働する。自動注文システムはマクドナルドなど他のファーストフード・チェーンでも利用されている。
ただし支払が完全にキャッシュレスというのは一歩進んだ試みだ。アスタープレイスでどのように受け止められるか興味あるところだ。Shake Shackは評判の良いチェーンなのでツーリストの客も多い。アスタープレイスのような賑やかな場所はキャッシュフリーの支払という先進的試みを実験するには最適のロケーションだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)