Shapewaysはが3Dプリンターのエコシステムを拡張するために3000万ドルを調達

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3Dプリンターのプリントサービスとマーケットプレイスを展開するShapewaysINKEF Capitalが牽引したシリーズDのラウンドで3000万ドルを調達したことを発表した。

今回のラウンドには、Hewlett Packard VenturesPresidio Venturesといった新規の投資家と既存の投資家である Union Square Ventures Andreessen Horowitzが参加した。また、INKEF CapitalのRobert Jan GalemaがShapewaysの役員に就任した。

Shapewaysは次のように機能する。サインアップしたら、オンラインショップを開き、そこでユーザー自身が製作した、あるいはデザイナーに委託した3DデザインをEtsyのように形で販売することができる。Shapewaysの特徴は、Shapewaysが実際の製品のプリントと発送を行うことだ。

これらのプロダクトは、デスクトップ型のMakerBotで3Dプリントできるものとは異なる。Shapewaysは、複数の先進的な3Dプリント技術を活用し、金、鉄、色とりどりのプラスチックといった20種類以上のプラスチックと金属をプリントすることができる。デザイナーはプラスチック製のスマホ立てから、金の指輪まで1つのショップで販売することができるのだ。

同社は7年前にローンチし、これまで累計で250万点をプリントした。また、毎月彼らのサイトには、新規のデザインが15万点ほどアップロードされている。

最近、同社はドローン部品の3Dプリントエコシステムの形成を促すため、MythbustersのAdam SavageとDJI Dronesとパートナーシップを結んだ。

今回の資金調達は、チームの増強と地域でプロダクトを製作できるよう新規の工場を建設するために行った2年前のシリーズCで調達した3000万ドルに続くものだ。Shapewaysはブログ記事で、今回の資金はコミュニティーの育成、そして3Dプリントのプラットフォームで新機能や素材が利用可能になるよう開発に充てる予定であると伝えた。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

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TechCrunch Japan

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