Skypeが今日(米国時間6/3)、受信メッセージ中に特定の文字列があるとクラッシュするバグを修復したと発表した。それは、誰かからのメッセージの中にhttp://という文字列があるとSkypeがクラッシュし、アプリケーションを再オープンしてもサインインできない、というバグだった。
このバグの存在を伝えるニュースの前には、iPhone上のiMessageやSMSなどにおける同様のバグの報道があり、それらに対してAppleは、ソフトウェアの至近のアップデートで修復する、と約束した。
ただしiPhoneのバグは、アラビア語文字の文字列を送ると相手のiPhoneがクラッシュする、というものだったが、Skypeのバグでは、チャットにおけるタイプミスでも起こりうる、ありふれた文字列が犯人だ。
このバグを最初に見つけたSkypeユーザ“Giperion”は、その詳細をSkypeのコミュニティフォーラムにポストした(そのポストはその後削除された)。クラッシュを起こすSkypeのクライアントソフトウェアは、WindowsやMac、iOS、およびAndroid上の複数のバージョンだった。バグが発見された当初の唯一の対策は、相手の友人等にその問題のメッセージを消すようリクエストするとともに、Skypeのアプリケーションを再インストールすることだった。
SkypeのオーナーであるMicrosoftは、Skypeのチームに迅速な対応を要求した。最初Skypeは送信前のメッセージから問題の文字列を濾過する方法を採ったが、今日発表されたソリューションではクライアントソフトウェアの抜本的なアップデートが行われた。
ユーザはSkypeのWebサイトで、Skypeのソフトウェアの最新バージョンを入手できる。コンピュータの上でもモバイルデバイスの上でも、ユーザは旧バージョンをアンインストールする必要はなく、単純に、今インストールされているアプリをアップデートすればよい。