Microsoftが今日、とくに小企業向けに設計された、音声とビデオによる無料の会議ツールSkype Meetingsを立ちあげた。これは、多くのユーザーがコラボレーションできる有料サービスSkype for Businessを、簡略化したようなサービスだ。
そのSkype for Businessの方は最大250名までの会議が可能で、OutlookやWord、PowerPointなどを本格的に統合できる。無料のSkype Meetingsでは、PowerPointのコラボレーション(画面共有、レーザーポインターなど)と一般的な画面共有だけが可能で、ビデオ会議の参加人数は最初の2か月が10名、その後は3名までだ。
Skype Meetingsには、個人化されたURLを使って、ほぼどんなデバイスからでも参加できる。グループ会議に使われている技術は、Skype for Businessと同じものだ。たとえばSkypeのヘッドトラッキング(頭追跡)機能を使っているから、どんなビデオ画像であっても、顔はつねに画面の中心に表示される。
60日過ぎると最大参加人数が3名に落ちるのは、これがSkype for Businessのフリーミアムバージョンである、という意味だろう。ふつうに無料のSkypeを使ってればグループ電話は最大10名まで可能だが、ただしコラボレーション機能などはない。
この‘新製品’の意味だけど、明らかにGoogle Hangoutsへの対抗だろう。HangoutsはGoogleのどのオフィスツールからでも使えるし、サードパーティが新しい機能を加えることもできる。