Skytapを利用する企業は開発試験環境をクラウドに移してすっきり効率化、同社は$35Mを調達

Skytapのサービスは、企業の開発チームや試験チームの仕事を効率化し、彼らのコードをもっと頻繁に試験できるようにする。同社は今日、Insight Venture Partnersが率いる投資ラウンドにより3500万ドルを調達した、と発表した。同社のこれまでの投資家OpenView Venture Partners、Ignition Partners、Madrona Venture Group、Washington Research Foundationらもこのラウンドに参加した。Insight Venture Partnersは、今月上場したNew Relicや、Dockerにも投資している。

企業はSkytapを利用して自分たちの製作環境をクラウドに移し、より効果的にアプリケーションの試験を行う。同社は今回の資金を、“エンタプライズの開発試験環境により高度なイノベーションをもたらす”ために用いる、と言っている。また市場開拓力を強化し、より多くのパートナーシップを築いていく、という。

Insight Venture Partnersの専務取締役Deven Parekhは今日の声明文の中で、“Skytapは、高成長なSaaSとクラウド企業に重点投資をするというInsightの視点にマッチしている。Skytapは、企業が革新的なソフトウェアをより迅速に展開できるようにすることによって、業界に革命を起こしつつある。今回の資金でSkytapが現在の成長軌道を維持し、エンタプライズ向けの、レディメイドの、開発試験環境のリーダーの地位をより堅固にすることを期待している”、と言っている。

同社は、昨年に比べて売上と社員数が倍増した(売上の実額は非公開)。企業顧客の数は、1月の250社から10%増えて現在は275社、同社のパートナーはビジネスパートナーが12社、技術協力パートナーが25社で、その中にはMicrosoft、HP、IBM、Oracle、Cloudera、CentOS、RedHat、Ubuntuなどの名も見える。また同社は最近、AmazonのAWSプラットホームの上で利用できる同社のサービスのサポートの、容量を拡大した。

Skytapは最初Illumitaと命名されていた。同社はこれまでの、2007年のシリーズAなどのラウンドを通じて2950万ドルの資金を獲得している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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