スクリーンショットを送るだけでは十分でないことがある。Slackの有料ユーザーはビデオ通話機能を利用してライブで画面共有できるようになった。この機能が追加されたのはSlackがScreenheroを買収して2年後となった。当時Screenheroはエンタープライズ向けに画面共有を提供する社員6人のスタートアップで、Slackはキャッシュと株式によって同社を買収した。今後数日のうちに実施されるMacとWindowsアプリのアップデートに画面共有機能が含まれる予定だ。
Slackの画面共有を利用するのは簡単だ。まずビデオ通話を開始し、画面共有ボタンをクリックすればよい。複数のモニタを使っている場合、どの画面を共有するか選択することができる。画面共有中に個人情報が漏れないようウェブカメラは無効になりSlackの通知も表示されなくなる。共有される画面にはカーソルも表示されるので注目すべき場所を示すのは簡単だ。
Slackがアプリ中でネーティブに画面共有をサポートすることはサードパーティーの画面共有機能とライバル関係になる。これにはSkype、BlueJeans,、Appear.in、Google Hangouts、Zoomなどが含まれる。ただしサードパーティーとの協力関係に変化はなく、ユーザーは従来どおり画面共有にこれらのアプリを利用できる。
Slackはサードパーティーを含めたエコシステムの構築に力を入れているが、必要とあればコア機能を自らのネーティブ内で拡張するのをためらわないことが今回の画面共有機能のサポートで判明した。Slackにスマートな機能を追加することを考えているデベロッパーはこの点をもう一度よく考えてみる必要があるかもしれない。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)