Snapchatは、同社のスマートメガネ、Spectaclesが何台売れたのか正確な数字を公表していない。しかし今日(米国時間5/10)Snap社は、大部分がSpectaclesの売上からなる「その他の売上」部門で、2016年Q4に約450万ドル、2017年Q1に830万ドル以上の売上があったことを正式に認めた。
この部門の他の収入源の可能性を無視すれば、1台130ドルの価格から逆算して、Q4には約3万4600台、Q1には6万3800台が売れたことになる。しかし、このくくりのなかにほかの大きな収入源がもし入っていれば、台数はもっと少なくなる。
2017年Q1決算で22億ドルの赤字を出しているSnapにとって、この830万ドルは利益を生むというには程遠い。そしてSpectaclesでクールさを見せようとしたことがSnapchatのユーザー成長にあまり貢献していないことは明らかであり、InstagramがStoriesクローンを出して以来ユーザーはほとんど増えていない。
Snapが次の物理的カメラを作りたいのなら、顔にくっつけるコンピューターよりも広くアピールする何かを考える必要がある。既に同社が検討したことがあり賢い選択だとわれわれも考えるのが、スマートフォンに取り付ける360度カメラだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)