今日(米国時間4/13)Snapchatは、ビデオ内の物体にピン止めして、カメラをいくら動かしてもついてくる3Dスタンプを発表した。ペットに絵文字の顔を付けて歩き回わせたり、月にサングラスをかけさせて、ズームインしたら大きくなるようにできる。
拡張現実を大衆化することで、3Dスタンプは新たな創造性への道を開く。今日Android版が公開され、iOSにも近々やってくる。使うには、ビデオを録画して画面トップのスタンプボタンを押し、貼り付けたい物体の上にスタンプを置いて長押しすればよい。
Snapchatはこのクールな新機能をどうやって実現したのか? 同社は、社内のチームで開発したこと以外、何も私に語らなかった。
しかし、少々調べた結果、Snapchatが最近、エンジニアリング担当副社長、Eitan PilipskiをVuforiaから引き抜いたことがわかった。Vuforiaは「体験を環境内の特定の物とつなぐ力」を持つ拡張現実テクノロジーの会社で、3Dスタンプはまさしくそれだ。下のビデオで、Vuforiaの技術を使ってスタンプを動かしているところが見られる。
ビデオ内の物体を自動認識することで、Snapchatは物体の動きを追跡してスタンプを同期させることができる。私はSnapchatが次は3Dドローを出すのか聞いてみたが、将来の計画については何も言わなかった。自分の顔に描いた落書きが一緒に動き回るところを想像してほしい。
アニメーションレンズと今回の3Dスタンプで、Snapchatはビテオアプリの可能性を大きく広げた。FacebookがアニメーションレンズのMSQRDを買収して追いつこうとしている中、Snapchatは既に次のイノベーションで、ソーシャルメディアに花を添えたいティーンユーザーを魅了しようとしている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)