Sonyは音楽事業が好調なため今週は記録的な四半期決算報告を発表した。音楽業界の、とどまるところのない整理統合ブームの中でSonyは、EMIを23億ドルで買収した。そのことが、決算の数字にも反映している。
このエレクトロニクス大手の今四半期の営業利益は34億6000ドルで、前年同期の32億1000万ドルから増加し、同社の過去最大の四半期利益になった。しかし、ゲーム方面はあまり明るくない。とくにPS4の市場が成熟期に来ているため、ホリデーシーズンを含む四半期でありながらハードウェアの売上は落ち込んだ。
PS4の今四半期売上は810万台で、6歳になったPlayStation最新機に関して、同社自身もこの程度、と予測していたそうだ。待望のMarvelのSpider-Manはヒットしたが、ハードウェアの売上減少を補うほどではなかった。ゲーム部門の利益は、前年同期比で14%減少した。
同じ時期にPS4より若くて安いNintendo Switchは依然活発に売れているが、しかしNintendo自身は今年の売上予測を2000万台から1700万台に下方修正した。Sonyはまた、スマートフォンが全世界的に不調なためモバイルの画像関連の需要低迷の影響も受けている。