SpaceX、ロケットだけでなく補給線の再利用にも成功

SpaceXが新たな偉業をなし遂げた。補給船ドラゴンの再利用に初めて成功したのだ。今回用いたDragonは、前回もISSへの補給物資ならびに科学実験用機材などを運搬するミッションに利用されたものだ。

このDragonが最初に用いられたのは2014年9月のことだった。回収後にメンテナンスを行なって6月3日に再度打ち上げられたのだった。再打ち上げ後36時間ほどでISSとドッキングし、積載物を下ろすなどして、1ヶ月ほどの期間をISSにて過ごした。

Dragonは米国東部標準時で月曜日の午前中にISSを離れ、3度のエンジン燃焼を経て軌道を離脱した。軌道離脱後は数時間で、大気圏に再突入することとなった。再突入後はパラシュートを開いて、予定通り太平洋に着水した。時刻は東部標準時で午前8時14分のことだった。

宇宙船の再利用を狙うSpaceXとして、また新たな段階に達したといって良いのだろう。今回の成功で、宇宙補給線のコストを劇的に下げることが期待される。

なお、日曜日に予定されていたインテルサット35eの打ち上げは延期された。新たな打ち上げ予定は、東部標準時で火曜日の7時37分となっている。

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(翻訳:Maeda, H