SpaceXのロケット発射復活第一弾を数日後に控え、イリジウム計画の通信機器がFalcon 9ロケットに積み込まれた。予定通りに運べば1月14日に宇宙へ向けて飛び立つ。当初は1月9日に発射予定だったが、ヴァンデンバーグ空軍基地発射台の気象条件のために延期された。
この新たな機会は、2016年9月1日にFalcon 9が打ち上前の燃料充填時に発射台で爆発して以来、SpaceXに与えられた初めてのチャンスだ。爆発の理由は液体酸素貯蔵タンクの圧力容器の不具合に関連していることがわかったと、調査終了後にSpaceXが公表した。同じことが二度と起きないよう、短期的には既存機器の修理、長期的には将来のロケット製造過程の変更という両面で対応して万全を期すとSpaceXは言っている。
イリジウム衛星は音声およびデータのネットワーク構築に用いられ、SpaceXの事故以来初となるこのミッションには10台が積載される。昨年9月に発射台で爆発したロケットには、Facebookがアフリカ未開地域へのインターネット提供活動に用いる衛星が載せられていた。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)