SpaceX(スペースX)はNASAとの契約のもと、国際宇宙ステーション(ISS)への19回目の補給ミッションを打ち上げた。ミッションは東部標準時12時29分(日本時間12月6日2時29分)にフロリダ州ケープカナベラルから、約5200ポンド(約2.4トン)のペイロードを載せた、Dragon補給船を搭載したFalcon 9ロケットで行われた。
今回の打ち上げに使用されたドラゴン補給船 は、2014年と2017年に2回打ち上げられている。どちらのミッションでも、大西洋からブースターが回収され、メンテナンスが実施された。SpaceXはできるだけ再使用可能な打ち上げシステムを設計しており、宇宙ステーションで活動する宇宙飛行士からの荷物を積んでISSから帰還できるDragon補給船は、再使用ミッションのための完璧な宇宙船だ。
SpaceXはまた、今回の打ち上げに使用された最新型のFalcon 9の第1段ブースターを回収し、使用済みロケットを大西洋に浮かぶドローン船に着陸させた。今後、ドラゴン補給船は日曜日のランデブーに向けてISSへと向かう。そしてロボットアームのCanadarm2の助けを借りてステーションにドッキングし、約4週間ステーションに接舷して荷物を降ろした後、地球の研究者に向けた実験結果などの3800ポンド(約1.7トン)の荷物を積み込む。
今回のミッションで輸送されるペイロードには、Budweiser(バドワイザー)によるビール醸造装置、ミッションクリティカルなロボットのためにISS外部に設置される「ロボットホテル」、ロボット宇宙飛行士アシスタントのCIMONのアップデート版など、さまざまな実験装置が含まれている。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)