私には、自分がいかに朝起きるのがひどく苦手であるかを適切に説明できる自信がない。
「誰でも朝は大嫌いだ」って?
違う。私はベッドから出るのが大嫌いなだけだ。まるで、遺伝子操作によって早起きが特別得意な超人兵士団を作ったのに、私だけ間違って逆方向に設定されたかのようだ。
このアプリが私を助けてくれることを心から願っている。
SpinMeは、私のような人のためのアラームクロックだ。起きる〈必要がある〉、あるいは起き〈たい〉と思っているけれども、脳の無意識部分が別の計画を持っている人のことだ。その計画には「いや、あと10分寝る」が50回以上含まれている。
アプリの名前が示すように、SpinMeはユーザーをスピンさせる。
つまり、ベッドから降り(起きる上での最難関)、iPhoneを水平に持ってその場で自ら回転する。起きてスピンしない限りアラームは鳴り続ける。
少々目が回って1日が始まる方が、45分遅刻するよりまし。そうだろう?
アプリを開発したAbdulla Al Shurafaは、ズルされないよう格段の努力をした。これは重要、なぜならSleepy Greg[Kumparak]は実にズル賢いろくでなしだから。
もしSleepy GregがiPhoneを空中に投げ上げて何回転かさせたら?
うまくいかない。画面に両手の親指を置き続けなくてはいけない。少しでも指が外れるとカウントダウンが再スタートする。
では、Sleepy Gregが頭の上で腕をぐるぐる回したら?
ダメだ。iPhoneを水平に持たないとカウンターがリセットされる。あなたがミスター・ファンタスティックか、ヨガ教室によほどの回数通ったのでない限り、そこまで腕を曲げることはできない。
では、Sleepy GregがiOSのタクススイッチャーを開いてアプリを止めたら?
プッシュ通知によって、ベッドを出るしかないほどイヤイラするギターメロディー鳴り、アプリを再立ち上げするまで続く。実際にはiOSの制約のために、SpinMeが対応〈できない〉回避方法も存在するが、明らかなものは殆どカバーされている。
残念な点が1つ。現バージョンのSpinMeにはデフォルトのアラーム音が付いておらず(アプリが閉じられた時のプッシュ通知にのみ使用される音を除く)、iPhoneの音楽ライブラリーからではなく、自分で少なくとも1曲登録する必要がある。
SpinMeは、AppStoreにて99セントで発売中。
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(翻訳:Nob Takahashi)