Spotifyが2017年に買収した音楽とポッドキャストのソフトを作っているSoundtrapが、その無料利用のストレージの容量を無制限にした。
それまでSoundtrapの無料ユーザーのユーザーのストレージの利用は、一度に5プロジェクトまでと制限されていた。また無制限ストレージのほかに、無料ユーザーが利用できる音楽の量を倍増し、アクセスできるループは2210種類、ソフトウェアによる楽器は210種類になった。
Soundtrapには今でも、ミュージシャンは7ドル99セント、ポッドキャスターは11ドル99セントから始まる有料制がある。それらはもっと多くのループや楽器を使えるだけでなく、対話的に書き起こし(トランスクリプト)の編集ができる。
無料利用の機能が増えればユーザー数が増えて、Audacityのような無料サービスのユーザーも引き寄せ、そして最終的には彼らの一部が有料のユーザーになるかもしれない。でも共同創業者でゼネラルマネージャーのPer Emanuelsson(ペール・エマニュエルソン)氏によると、変更の理由はもっと単純だ。
彼によると「一般的に、音楽の制作を民主化したかったんだ。もちろん、その気持ちはみんなにも分かってもらえるだろう。クリエイティブなことをしたくてもできなかった人たちが、できるようになるんだ」とのこと。
Soundtrapの発表は、昨年のSpotifyの無料利用の改良についても触れている。親会社に倣ったのか、と聞くとEmanuelsson氏は、「Spotifyが2018年に無料ユーザーに対してやったことの意味は大きい。われわれも、あのようなやり方を強く信奉している」と言った。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)