Sun AsteriskとVIE STYLEが業務提携、IoHウェルネスプラットフォームを共同開発

サービス開発支援やスタートアップスタジオなどを手がけるSun Asterisk(旧フランジア)は4月24日、IoH(Internet of Human)デバイスおよびウェルネスプラットフォームを開発するVIE STYLEとの業務提携を発表した。

ストレスフリーなヘッドホンなどで知られるVIE STYLEは、IoHデバイス(生体情報を取得するイヤホン・ヘッドホン)および生体情報を活用してサービスを提供するウェルネスプラットフォームを開発している。

Sun Asteriskは「社会にポジティブなアップデートを仕掛ける」というミッションを掲げ、新しいテクノロジーに対する投資を積極的に行なっている。

提携の目的は以下の通りだ。

  1. 脳波を活用した新しいウェルネスサービスの開発に向けて共同研究
  2. 脳波・心拍・呼吸などの生体情報を活用する「IoHウェルネスプラットフォーム」の開発および実証
  3. ニューロテックサイエンティストの育成

IoHウェルネスプラットフォームについてSun Asteriskは以下のように説明している。

「音楽や映像コンテンツを視聴中のユーザーからヘッドホン・イヤホンにより生体情報を取得して、AIで解析。 解析結果からユーザーの深層心理をAIが推定。レコメンデーション機能等に反映することで、ユーザーに個別最適なコンテンツを提供し、ユーザーを心地よい状態に誘導サポートする機能を備えたプラットフォームです」。

三菱総合研究所のレポートでは、ブレインテック市場は2024年には5兆円規模になると試算されている。Sun Asteriskはリリースで「今後、ビッグデータやAIの技術活用がさらに加速する中、それらをより高いレベルで実現させるブレインテックの重要度が高まることが予測されます」と今回の業務提携の狙いに関して綴っている。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。