T-MobileとSprintの合併が正式完了、レジャー氏はCEO退任

数カ月にわたる当局の調査をへて、T-Mobile(Tモバイル)とSprint(スプリント)は4月1日、260億ドル(約2兆7900億円)もの合併を正式に完了させた。新たに発足した親会社の名称は「T-Mobile」で、 NasdaqではティッカーシンボルTMUSで取引される。SprintのNYSE上場は廃止となる。

消費者からすると、この合併の効果を実感するようになるまではしばらく時間がかかりそうだ。T-Mobileは本日4月1日の発表の中でSprintブランドの今後については言及しなかった。しかしこれまでに、合併の一環として購読者は「これまでと同じ、あるいはより良いレートのプラン」に3年間アクセスできることが約束されている。

合併完了のニュースに伴い、T-Mobileは同社のCEO交代も早く行われることを明らかにした。John Legere(ジョン・レジャー)氏が4月末までCEO職を続けるはずだったが、Mike Sievert(マイク・シーベルト)氏が1カ月早くCEOに指名され、ただちに発効した。シーベルト氏はT-MobileのCOOを務めていた。

レジャー氏は2012年からT-Mobileを率い、AT&TとVerizon(ベライゾン)による複占に対抗する低コストの選択肢としてのサービスという位置付けを確立させた(情報公開:TechCrunchはVerizon Mediaが所有しているが、この記事には影響はない)。T-Mobileの年間を通して展開された「Un-carrier」マーケティングキャンペーンでは、しばしばレジャー氏や彼のふざけを扱ってきた。

レジャー氏はまだ同社の役員会に残っているが、任期が終わる6月に社を去る。

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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