T-Mobileのデータ料金無料の音楽ストリーミングがオランダではネットの中立性に違反と裁定

IMAGE DISTRIBUTED FOR T-MOBILE - T-Mobile CEO John Legere introduces Binge On during the Un-carrier X press conference at the Shrine Auditorium on Tuesday, Nov. 10, 2015, in Los Angeles. Binge On allows T-Mobile customers to stream video for free without using their LTE data. (Photo by Jordan Strauss/AP Images for T-Mobile)

T-Mobileの、データ料金無料の音楽ストリーミングサービスは、ここアメリカでは2014年以来強力に伸びて、利用できるサービスも徐々に増えてきた。

しかしオランダでは今週、この同社の販促策が強い逆風に見舞われた。Dutch Consumer and Markets(ACM)という政府のお役所がこのキャリアに対して、この“料金ゼロ”の提供物はネットの中立性に違反するとして、中止を命じた。

アメリカのバージョンと同じく、オランダでもユーザーは、このストリーミングを提供している“参加サービス”(participating services)から、音楽を無制限に再生でき、その際データ費用は発生しない(アメリカではビデオもある)。オランダ当局が問題にしたのは、この“参加サービスから”という部分。つまり特定の企業だけが販促の対象になるので、不正競争になる、と見なされる。

10月10日にこのサービスを導入したT-Mobile Netherlandsは、命令に違反した場合日額52000ドルの罰金を払わなければならない。

命令に対する同社の反論は、こう言っている(Google Translateでオランダ語から英語に翻訳):

T-Mobileはヨーロッパの要件を満たしており、ACMの決定に同意できないので、問題を法廷に委ねたい。T-Mobileは、法廷の評決が下(お)りてData Royalty Free Musicを継続できる日を待っている。

ユーザーにとっては無料のストリーミングも、T-Mobileには大変な費用を発生させることも、ありうるんだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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