TeslaはModel 3を同社にとって前例のない規模で量産する体制を整えてつつあるが、電気自動車にとってもう一つの重大な要素のことも忘れていない ― 充電インフラだ。今日Teslaは、年初に全世界設置台数5000台以上だったスーパーチャージャーを、2017年中には2倍の1万台に増やす計画だ。
Teslaオーナーのガレージにある充電器と同等の設備をホテルやレストランなどに設置する、「デスティネーション充電コネクター」も現在の9000台から年内に1万5000台以上へと強化される。北米全体ではスーパーチャージャーの数は150%増となる見込みで、EVが大好きのカリフォルニア州では2017年中に同州だけで1000台以上のスーパーチャージャーが設置される予定だ。
Teslaのスーパーチャージャー・ネットワークは、指数関数的に拡大している。スーパーチャージャー・プログラムが始まったのは2012年なので、5年間で5000台の節目を迎えたことになる。拡大には既存ステーションの容量強化も含まれている。市街地などの密集地域で台数を増やすことによって、ドライバーの待ち時間の解消あるいは緩和を目指す。
今後Teslaのインフラ拡大はさらに重要になっていくだろう。Model 3の台数が年間最大50万台のペースで増えていくなら(Teslaの野心的生産目標が達成されれば)充電ステーションの要求も同様に急増する。またModel 3の最大容量がModel SやModel Xより小さくなる可能性が高いため、要求はさらに高くなるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)