Teslaが台風避難のために隠しスイッチを使って、フロリダを走る一部の車の走行距離を伸ばした

Teslaはフロリダ州を走る車両の一部にOTA(通信経由)の更新を適用し、ほんの僅かだけその走行距離を伸ばした。このことは、その車の所有者がハリケーン・イルマの被害から、より遠くまで避難することを助けてくれる。

しかし、なぜそんなことが可能なのだろうか?

数ヶ月前まで、Teslaは60kWhバージョンのModel SとModel Xを販売していた。しかし実際には[/0}それらの車には75kWhのバッテリーが搭載されていたのだ。Teslaはフルレンジの75kWhバッテリーを必要としない人たちのために、より安価な60kWhを実際に提供することもできた。しかし物事をシンプルに保つために、Teslaは同じ75kWhのバッテリーを利用してそれをソフトウェアでロックしていたのだ。もし60kWhの購入客が、より長い走行距離が必要だということがわかり、アップグレードを希望した場合や…もしくはTeslaが緊急時にオーナーたちに走行距離の余裕をすぐに与えたい場合には、それが可能なのだ。

これが種明かしということだ。

RedditにいるTesla所有者が最初に気づいたように、同社は避難勧告地域内の60kWhモデルを75kWhにする「一時的なアップグレード」を配信した。

Elektrekによれば、このバッテリー増強によって、完全充電の下では走行距離が約50キロ伸びることになる。このような小さな距離でも、個人が怪我をすることを免れたり、大切な人たちを安全に救出したりすることを助ける。これはとても役に立つことだ。

しかし悲しいかな、このアップグレードは永遠に続くものではない —— Teslaは永久的アップグレードに対しては通常5000ドルを請求している。Tesla Motors Clubのファンフォーラムのメンバーたちは、この一時的な更新は9月16日に取り消されると報告している。

(もしハリケーンの中の道を走っているガソリン車の所有者がこのページに辿り着いた場合には:GasBuddyがフロリダの人びとの役に立てようと、近隣でまだ燃料をもっているガソリンスタンドを発見することを助けるツールを公開している。 そしてもし避難することができるなら、そうして欲しい)。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。