Teslaの時価総額、GMも抜く―アメリカ自動車メーカーのトップに

Teslaの株価は引き続き今日(米国時間4/4)もアップした。これにより時価総額はフォードを抜いただけでなく、GMさえ抜き去った。つまりアメリカの自動車メーカーで時価総額のトップに立ったことになる。

値動きからするとこれは昨日の時点でかなり予測できたことだ。今年第1四半期のTeslaの生産、出荷台数が上向きだったことが確認されてから、株価は一本調子に上がっていた。これに対してアメリカの自動車の大メーカーの第1四半期のニュースは出荷台数含めて悪いニュースが多かった。投資家にとってTeslaは有望な成長株であり、ライバルの自動車メーカーは控え目に言ってもぱっとしない株に見えたということだろう。

Teslaの株価は主として今後の成長へ強い期待によって支えられている。 同社は新しい電気自動車、Model 3を準備中だ。グリーンカー奨励金を考慮する前の価格も3万5000ドルとこれまでのTeslaより手頃だ。需要もきわめて強力で、昨年5月にすでに予約注文が37万3000台入っていた。これまでのところスケジュールは順調に消化されており、2017年中に出荷を開始することができそうだ。今年の末には一部のユーザーの手元にModel 3が届き始めるかもしれない。

この記事の執筆時点でTesla株は1.8%アップして303.89ドルをつけている。時価総額は530.6億ドルだ。これに対してGMは34.40ドルで時価総額は498.0億ドルとなっている。

〔日本版〕Google Finance(日本時間4/5 AM6:00)によれば世界の自動車メーカーの時価総額はToyota:175.21、Daimler:76.19、VW:72.78、Honda:53.61、Tesla:53.07、GM:49.61、Ford:45.19などとなっている(単位:10億ドル)。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+