Teslaの自動ブレーキシステムはその死亡事故の状況には対応していなかった、とMobileyeが説明

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Tesla Model Sの死亡事故に対する、昨日のNHTSA(道路交通安全局)の調査を受けて、Tesla社の自動操縦機能の開発に関わっているイスラエルのMobileyeが、事故に関する声明を本誌に送ってきた。

“この事件で起きたことに関する説明をわれわれは読んだ”、MobileyeのChief Communications Officer Dan Galvesが書いたとされるテキストには、こう書かれている。“今日の衝突回避技術、いわゆるAutomatic Emergency Braking(AEB)〔緊急時自動ブレーキ〕 は、後部への追突の回避として定義されており、具体的にそのために設計されている”。

この声明文のトーンは、昨日のTeslaの声明とかなり違っている。後者は、ドライバー(その後オハイオ州のテクノロジー起業家Joshua Brownと判明)の死を悼み、同社の安全対策を、このように強調している: “自動操縦は絶えず進歩しているがしかし完全ではなく、今なお運転者による十分な注意の維持を要する”。

同様にGalvesも、現行世代の技術が5月7日の衝突で展開されたようなシナリオを取り扱えるようには装備されていない、と説明している。ただしそのような機能の導入は計画されている、と。“この事故には車両の横方向からの進入が関与しており、現行世代のAEBシステムはそれに反応できるように設計されていない”、と声明は述べている。Mobileyeのシステムには2018年からLateral Turn Across Path(LTAP)〔行路を横切る横方向のターン〕検知能力が含まれ、2020年からEuro NCAP〔自動車安全性能評価〕の格付けにこれが含まれる。

その技術はまだ、車両がレーンを横切ってターンする、という特別なケースに反応できるようには、装備されていないようだ。Teslaの昨日の説明では、“好天時の太陽が向こうから照りつける中で、自動操縦も運転者もともに、トレーラートラックの白い側面が視界に現れたことに気づかず、そのためブレーキが適用されなかった”、となっている。

Mobileyeは今朝(米国時間7/1)、もう一度ニュースに登場した。そこでは、同社がIntelと協働して、BMWが同社初の完全自己運転車を2021年に発売できるようにする、との公式発表があった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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