TwilioがLINEのサポートを追加

開発者がアプリケーションに組み込むことのできる、コミュニケーションプラットフォームを提供するTwilioは、本日(米国時間4月24日)Twilio ChannelsにLINEサポートを追加したことを発表した。これによって、Twilio開発者たちは、現在毎月1億6800万人のアクティブユーザー(そのほとんどは日本、タイ、台湾、インドネシアに居住している)を持つ、このサービスのユーザーにアクセスできるようになる。Twilio ChannelsにおけるLINEサポートは、現在ベータ版だが、試してみたいすべての開発者が利用できる。

今回の追加で、メッセージの送受信を可能にするTwilio Channelsは、Facebook Messengerから、Slack、WeChat、Kik、そして新しいRCSテキストメッセージング規格に至る、最も一般的なメッセージングプラットフォームの多くをサポートすることになる。このリストに欠けている有名どころにはWhatsAppとSnapChatがあるが、この両者にはTwilioを簡単に統合できるAPIが存在していない。

当然ながら、このLINEサポートは、同社のドラッグ&ドロップアプリビルダーであるTwilio Studioと、最近発表されたTwilioのコンタクトセンターソリューションであるFlexの中でもサポートされている。

Twilioの、バイスプレジデント兼メッセージング担当ジェネラルマネージャであるPatrick Malatackは「最も成功した組織は、顧客が好むチャネル上で、シームレスで洗練された体験を提供することが、差別化の手段であるということを認識しています」と語る。「開発者のみなさんに信頼していただいているのは、Twilioを使ってこうした体験を構築する際に、彼らの顧客が好むコミュニケーションチャネルをサポートする1つのAPIを、今もこの先も安心して使い続けることが可能だということです。私たちはTwilioプラットフォームにLINEのサポートを追加することにわくわくしていています。どんなサービスが登場するのかがとても楽しみです」。

[原文へ]
(翻訳:sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。