コールセンターを作るのはかなりの大仕事だが、やっと動き出したと思えば、電話関連のハードウェアが時代遅れになっていた、ということも少なくない。長年、電話という物理的なコミュニケーションをハードウェアからソフトウェアに置き換えるためのAPIを提供してきたTwilioが今日(米国時間6/24)、GoogleおよびLiveOpsと提携して、コールセンターのための新しいサービスを立ち上げた。
今日から、LiveOpsは同社のユーザに、ChromebookまたはChromeboxに高品質なヘッドセットとTwilioのVoIPを組み合わせた会員制サービスを提供する。企業向けVoIPサービスTwilio CXがこのシステムの軸となり、コールセンターの日常運用はレガシーのハードウェアをほとんど完全にバイパスすることになる。代わりにユーザはこのサービスの会員になり、そうするとChromebookなどを収めた箱が宅配便で届くから、わずか数分で新入社員のためのセットアップは終わる。そして即、運用を開始できる。
LiveOpsのパッケージによりユーザは、TwilioのWebRTCのクライアントとして7500分/月の電話(VoIP電話)に応答する。これはChrome OSベースのサービスでもあるので、ユーザは社内のChromeデバイスの展開と管理のためにGoogleのサービスにもアクセスする。
TwilioのCEOで協同ファウンダのJeff Lawsonによると、同社はコールセンターが同社の顧客にとっても特別の価値のある分野であることに、気づいている。すでにTwilioのAPIを使って独自のソリューションを構築している大企業の顧客もいるが、社内にそんな技術や知識のない企業顧客にも今後はそんなサービスを提供していきたい。“Twilio CXを使えば、完全なソリューションを新たな資本支出なしでご提供できる”、と彼は語る。
今のところ、上記のようなバンドルを提供しているのはLiveOpsだけだが、そのほかのTwilioパートナーたちも将来は同種のサービスを提供していくことだろう。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))