Twitterは、自らの役割が日常のありふれた出来事をブロードキャストすることに限定されているわけではないことを示すため、The Twitter Media Blogというブログを立ち上げた。「テレビ、スポーツ、ジャーナリズム、政府、音楽、映画、社会活動」などのシーンにおける、Twitterの面白い伝え方を伝えるのが目的だ。さまざまなシーンでの利用状況をアピールしようとする試みは、Google Inside SearchやFacebook Storiesなどでも行われている。
このサイトは、7月2日から稼働している。ただTwitterは、コンテンツの充実を待ち、公開を控えていた。ブログでは、一般利用者のみを対象とするのではなく、さまざまなメディア向けにTwitterの興味深い利用法を伝えようとしているようだ。ブログには、ウィンブルドン出場選手のツイートについての詳細分析結果(アンディ・マレー選手の優勝を伝えるツイートは92000回もRTされている)や、NBA Finalsにおけるツイートの視覚化分析、あるいは命がけの綱渡りのシーンで行われたツイートなどについての記事が掲載されている。
Twitterの狙いとしては、脱退率(drop-off rate)を下げたいという狙いもあるのだろう。サービスへの新たな登録者は非常に多いのだが、ほんの数ツイートでやめてしまう人も多い。また誰のフォローもせずに、すぐに利用をやめてしまう人も多いようなのだ。The Twitter Media Blogは、そうした利用者に対しても、何かTwitterを使う理由を見つけてもらおうとする試みのひとつなのだろう。
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(翻訳:Maeda, H)