もう気が付いただろうか?Twitterは5月に発表したルール改正で、サービスがより使いやすくすることを目指す。この改正ルールはさきほどから適用が始まった。本日からTwitterは140文字でカウントするものを削減する。ルールをおさらいすると、ツイートに含まれる写真、動画、GIF、投票、引用ツイートといったメディアは文字数に加算されなくなる。しかし、どうやらリンクはまだ加算されるようだ。
Twitterはこれらの変更を今年の初めに発表していたが、開発者コミュニティーが対応できるまで展開を遅らせていた。
140文字数カウントの他に、Twitterは他の変更点を加えた。例えば、「.@」のフォーマットを撤廃することなどだ。これは、ユーザーが「@ユーザーネーム」から始まるツイートを自分の全オーディエンスに送信したい時に使われるようになった。ユーザーが作り出したハックで、句点をつけると、Twitterがフォロワーのタイムラインに登場するツイートに設けている制限を受けなくなる。
Say more about what’s happening! Rolling out now: photos, videos, GIFs, polls, and Quote Tweets no longer count tow… twitter.com/i/web/status/7…—
Twitter (@twitter) September 19, 2016
Twitterはこういった変更を施すことで、サービスがよりシンプルに使えるようになることを目指す。Twitterの使い方に分かりづらさを感じる新規ユーザーを惹きつけるための施策の一環だ。Twitterのユーザーグロースは停滞していて、ウォール街は不安視している。Twitterは売却先を探しているのではないかという噂もある。
今回の140文字数ルールの変更の目標は、Twitterの特徴的な機能をユーザーが登録した最初の日から簡単に利用できるようにすることだ。
これで使いやすくなっただろうか。
本当にそうだろうか。
何が変更になったかおさらいしたいと思っている人のために、Twitterのより「シンプル」な最新ルールをまとめた。文字数カウント以外にも5月にTwitterが発表した変更点は以下の通りだ(ちなみに、RTとQTの変更は数ヶ月前に実装済みで、@メンションと「.@」の変更はこれからだ)。
- 1つのツイートにつき、入力できるのは140文字まで。(最もシンプルなルール)
- ただし、テキストコンテンツでない動画、GIF、画像、投票を投稿する際には140文字数には含まれない 。
- ただし、リンクは含まれる。
- 引用ツイートは含まれない。引用文もテキストだが、ちょっと古いコンテンツになるからだと思う。古いのはカウントされない、新しいものだけ。(きっと、そういうことなんだろう)
- 返信した@メンションはツイートとして表示されなくなる。ユーザーインターフェイスのヘッダー辺りから見れるんだとか。
- @メンションも140文字にカウントされない。50人までメンションすることができる。
- もし@での返信を全員に公開したいのなら、自分のツイートをリツイートすること。
- そう、自分のツイートをリツイートすることができるようになった。
- 自分のツイートを引用することもできる。
- それをしないと@での返信を他の全ユーザーに公開できない。
- @ユーザーネームで新しいツイートを作ることもできる。けれど、それは正確には返信ではないから、誰でも見ることができる。
- 変だな。つまり、 Twitterは返信を見れるユーザーのルールを実質的には変更してないとも言える。@ユーザーネームで始まるメンションの新規ツイートは返信ではないのだから。@での返信をタイムラインで見ることになるユーザーは、返信を送るユーザーと受け取るユーザーのどちらもフォローしている人のみだ。
- 両方のユーザーをフォローしていない人にもツイートを公開したい場合、@ユーザーネームの前に「.」を入れる使い方はまだ有効のようだ。(よく分からなくなってきた)
- けれど、自分のツイートもリツイートできるようになったので、「.@」を使うのではなく、リツイートを使うことをTwitterは奨励しているようだ。つまり、これは機能変更ではなく、「提案」ということかもしれない。
- ただ、自分のツイートをリツイートする機能を入れたから、RTって書く人はいなくなる。
- 「MT」も。誰もそんなことしない。変なルールだった。
- だけど、ツイート内にユーザーネームをメンションする場合は、通常の言葉のように140文字カウントに加算される。(@ユーザーネームに返信する時、自動でユーザーネームが埋まる時は例外)。
簡単か、、?
少なくとも、最初の140文字だけを表示して、他をクリックしないと見れないように隠しているよりは、良くなったかもしれない。
この機能を多くの人が求めていたのだろうか?「ツイートを編集」する機能やInstagramがこの前ローンチしたような、Twitter上で頻発するいじめやトロールに対応するといった真っ当な機能より必要だったのだろうか。
少なくとも、私の周りでは誰も今回の機能を求めている話は聞いたことがない。
いずれにしろ、文字数カウントを減らす要素が減ったのは嬉しい。
(私はMediumにも この投稿の別バージョンを投稿している)。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)