Twitterは今日(米国時間2/5)、上場後初の四半期業績を報告した。市場はユーザー数の伸びが少々遅め(ただし財務予測は十分上回っている)であることをとがめているものの、モバイル物語は相わらず堅調だ。
Twitterによると、2013年Q4のモバイル月間アクティブユーザー数は1.84億人で、1年前より37%増えている。総ユーザーが2.41億人なので、これはその76%にあたる。Twitterは、モバイル利用者のうち何人がモバイルのみであるかを明らかにしていないが、収支会見の中で公表されるかもしれない。
重要なのは、モバイルが全体よりも早く伸びていることだ。総ユーザー数の成長はわずか30%だった。
この3:4の比率は売上にも反映されている。Twitterは、モバイル広告が広告売上の75%に達したと言っている。Twitterの全広告売上2.2億ドルのうち1.65億ドルがモバイルだったことを意味している。
モバイルは、Twitterが継続的に推進していきたいストーリーだ。売上に関して見ると、MoPub等の買収は、同社プラットフォームおよびその周辺における、サードパーティーとの協力体制拡大にむけて、より高度な広告技術を備えていこうという意気込みの表れだ。
製品面では、モバイルプラットフォームに機能を追加し、デスクトップ体験との等価性を高める(昨日追加された、お気に入りとリツイートのカウントはその一例)と共に、位置情報その他のモバイル特有機能を最大限活用していく。
TwitterとFacebookを比較すると、モバイル売上の伸びに関してTwitterが世界最大ソーシャルネットワークをリードしていることは興味深い。Facebookは先週の四半期決算が、同社のモバイル売上がデスクトップを上回った(広告売上の53%)初めての報告だった。
今日の数字をTwitterがIPOの際に提出したS-1資料と比較すると、同社のモバイル物語は明らかに大きくなってきている。最初のS-1は、広告売上全体に対してモバイル売上を65%としていたが、後にこの数字は70%へと修正された[そして現在は75%]。
収支報告会見後にモバイルの詳細を伝える予定だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)