Twitterパスワードのリセット通知が届いた人多数 ― 実は単なる間違いだった模様

この数時間で、Twitterからセキュリティ確保のためパスワードを変更するようにというメールを受け取ったという人が多数いるようだ。

何か問題が発生しているのだろうか。Twitterがハッキング被害にあったりしているのだろうか。メールは果たして本当にTwitterからのものなのだろうか。それともなにかフィッシング絡みのものなのだろうか。

取り敢えず、メールは本物だ。しかしセキュリティ上の問題が起こっているということはないらしい。Twitter社の人間が、パスワードリセットを促すメールを、必要のない相手に送ってしまっただけというのが真相らしい。つまり、メールを受け取った人のアカウントも、実際上は何の問題もないということのようだ(もちろん、たまたま、すごい偶然で本当にトラブルに巻き込まれているということはあり得る)。

「Twitterとは関係のないサービスないしウェブサイトから、アカウントが危険に晒されているようです」とメールには書いてある。「第三者からのアクセスを遮断するため、パスワードのリセットを行いました」(原文:”Twitter believes that your account may have been compromised by a website or service not associated with Twitter. We’ve reset your password to prevent others from accessing your account.”)。

Twitterからは短いながら(もちろん140文字以内にまとめなくてはならないわけだ)、今回の事象について説明している。

システムエラーによりパスワードリセットのメールを送ってしまいました。対象となった方にご不便をおかけしてしまい申し訳ありません。

何の問題もなかったらしいということで、取り敢えずは安心だ。ただ、メールが届いてしまった人は、実際にパスワードリセットを行う必要があったことだろう。まあ、「最悪の自体」にはならなかったわけだ。

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(翻訳:Maeda, H)


投稿者:

TechCrunch Japan

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