Uberの共同ファウンダーTravis Kalanick(トラヴィス・カラニック)氏は、2017年に会社を辞めたが、5月に予定されている同社のIPOで数十億ドルを手にする見込みだ。
ライドシェアリングの巨人は米国時間4月11日午後にS-1書類を提出し、ニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「UBER」として取引される計画であることが正式にわかった。同社は目標とする評価額を公表しなかったが、100億ドル前後の株式を売る計画だと言われている。
この提出書類によって、Uberの主要株主たちに注目が集まった。カラニック氏は同社の公開前株式の8.6%を保有しており、これはIPO後の評価額を1000億ドルと仮定すると、約90億ドル(1000億円)の価値に相当する。
Uberはこれまでに200億ドル近い資金を、借入れおよび株式発行によって調達しており、新規株式公開前企業として最も資本の多い企業とされている。同社のIPOは米国史上8番目の規模で歴史的であるとAxiosが報じている。
申請書類によると、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが公開前株式の16.3%を保有している。その他の主要株主には、Benchmark(11%)、Uber共同ファウンダーのGarrett Camp氏が設立したスタートアップ・スタジオ、Expa(6%)、サウジアラビアの公共投資ファンド(6%)、およびAlphabet(5.2%)らがいる。
申請書類には書かれていないが、Uberの初期株主たちもこのIPOで大金を稼ぐことは間違いない。Menlo Ventures、Lowercase Capital、First Round Capital、および多数の個人投資家がいる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )