Uberは、同社の主要海外マーケットにおいて支柱的な存在であるインドで昨年、1週間あたり1400万回の乗車を提供し、これは業界トップだったと明らかにした。
Uberは多くの地域で配車サービスを展開しているが、なかでもインドマーケットにおいてシェア50%超を占め、この業界のリーダーだった、と2月6日の四半期決算発表の際に公開されたレポート(PDF)に書かれている。
公開企業である同社は、この主張を裏付けるための内部評価も示した。比較材料として「2018年のインドでの1週間あたりの乗車提供は1100万回だった」とUberの広報はTechCrunchに対し語った。
こうした情報開示はかなり興味深い。というのも、Uberもその主要ライバル企業であるOlaもインドで提供している乗車の回数について明言を避けてきたからだ。
2018年にブログへの投稿で、Olaは同社のプラットフォームが毎日200万人超の移動を支えていると明らかにした。ソフトバンクから出資を受けているUber同様に、Olaの広報は新たな数字を明らかにするのは却下したが、自らをインドにおいて「最大のモビリティプラットフォーム」だとする声明文を出した。
「インド最大のモビリティプラットフォームとして、Olaは二輪、三輪、四輪車を含むあらゆる車両のドライバー250万人のネットワークを通じて顧客2億人超にサービスを提供している」と広報は語った。同社はインド国内250の市町村でサービスを展開している。
先月Uberはフードデリバリー事業のUber Eatsのインド事業をライバルの地元企業Zomatoに約1億8000万ドル(約198億円)で売却した。これにより基幹事業の配車サービスにこれまでに以上に注力できるはずだ。
Uberの広報は「現在200市町村でサービスを提供しているが、この数を年末までに50増やす計画だ」とTechCrunchに話した。「そうした自治体では二輪車と三輪車にフォーカスする」とも述べた。
Uberのインドにおけるエリア拡大は、Uberの主要なテリトリーマーケットにOlaが参入するのと相前後する。Olaは先週、2月10日からロンドンでサービスを開始すると発表した。
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(翻訳:Mizoguchi)