UCCのカフェがキャッシュレス対応、スマホから事前注文・決済が可能に

Showcase Gigは1月9日、同社が手掛けるモバイルオーダー&ペイプラットフォーム「O:der(オーダー)」をユーシーシーフードサービスシステムズが展開する店舗に導入提供することを決定したと発表。

第一弾として、1月11日に横浜市にオープンする「Largo Cafe & Bar Lounge presented by UCC」にてドリンクやフードメニューをスマホなどから事前注文・決済することが可能となる。

Largo Cafe & Bar Lounge presented by UCCは発売から10年を迎えたUCCグループの業務用レギュラーコーヒーシリーズ「Largo(ラルゴ)」が実現する「“ジャパンエスプレッソ”の品質・世界観を表現した」コンセプトショップだ。1月11日にグランドオープンし、営業時間は7時30分から22時まで。場所はJR京浜東北・根岸線、関内駅の南口より徒歩約7分のダイワロイネットホテル横浜公園1Fだ。

利用方法は、まず来店前にPCもしくはスマホよりサイトへアクセスし、商品を選択後、受取時間を指定。そしてクレジットカード情報を登録(初回のみ)し決済した後、指定時間に店頭にて商品を受け取る。

利用者は事前に注文・決済を済ませることで、レジに並ぶことなく、キャッシュレスかつスムーズな受取りが可能となる。店舗側では商品の注文受付や会計などの店舗オペレーション負荷を軽減することができ、調理や接客の品質向上や回転率の向上が見込める。

このサービスではShowcase Gigが提供する「O:der Apps(オーダーアップス)」プラットフォームを活用し開発されている。

O:der Appsは「今後の飲食・小売業態においては必須となる」モバイルオーダー&ペイ機能や、ポイント・リワード機能などのCRM要素など、自社ブランドアプリの開発を支援するサービスだ。既存のPOSレジとの連携が手軽に実施でき、本部と店舗のアクセス権限の管理なども可能なため、店舗数の多いチェーンストアでも運用が可能となる。

2018年12月21日には九州旅客鉄道との資本業務提携を発表していたShowcase Gigは「今後もO:derの導入を様々な業態の飲食店・小売店へ進めることで、実店舗運営の効率化を促進させるとともに、お客様に対しての利便性の向上を推進して参ります」とコメントしている。

Showcase GigとUCCとの第二弾の発表を期待して待ちたいと思う。なおスターバックスコーヒージャパンも2018年11月に「2019年中にアメリカを含む数か国で導入しているモバイル・オーダー・アンド・ペイのテスト導入を開始」すると発表している。

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TechCrunch Japan

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