UnityのゲームエンジンがOculus Riftの開発を行っている人にとっての定番になることは間違いない。
だからと言って、RiftがUnityを独占しているわけではない。それはUnityの意図とは真っ向から反すことだ。
Unityは、今日は全く違うヘッドセットのプラットフォームへの対応を行うことを表明した。Microsoftの一風変わった、拡張現実型ヘッドセットHoloLensへの対応だ。
Unityは、ゲーム開発の煩わしい部分を解決するためのゲームエンジンだ。Unityでゲームを開発すれば、最小限のコードの変更を行うだけで、iOS、Android、Windows Phoneや他の次世代型ゲームコンソールといったほとんどの人気プラットフォームに対応させることができる。
HoloLensは、Microsoftの奇抜な見た目の拡張現実を体験できるヘッドセットで、高精度なホログラムスタイルの映像を現実に投影することができる。HoloLensは1月に発表され、多様な用途に使用できると謳っている。
Unityは、HoloLensが謳う主要機能の全て対応するとした。それには、空間地図(実世界の物理的な物を認識し、それに応じて映像をレンダリングできる機能)、視線の追跡(ユーザーが見ている物や注意を向けているものを感知する機能)、ジェスチャーと音声認識機能だ。
Unityを急いでアップデートする必要はまだないだろう。HoloLensの対応版はまだ完全には公開されていない。今はプライベートアルファテストを行っている段階で、公開時期も発表されていない。HoloLens自体のリリース日が公表されていないので、当然のことだ。テスト用のHoloLensの実機がなければUnityの対応もまだ必要ではないだろう。
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