リチャード・ブランソンが手がける宇宙開発企業の1つは、英国のコーンウォールの新しいVirgin Spaceportからの人工衛星の打ち上げを目指している。これは英国宇宙局との合意のもと、780万ポンド(約11億円)にて施設を開発するというプロジェクトだ。
プロジェクトのゴールは、2020年の早い時期にスペースポートを稼働させることで、これはそれほど遠い時期ではない。ブログ投稿によれば、ブランソン氏はコーンウォールへの個人的な愛着と、建設地点の選定における正当性の一部としてのその地での冒険を説明している。
なおヴァージングループの宇宙開発事業を整理すると、まずVirgin Orbit(ヴァージン・オービット)はカスタムしたボーイング747からの小型人工衛星の打ち上げを目指している。これは航空機を利用することで、3万フィート(約9.1km)から人工衛星を搭載し打ち上げられる2段式ロケット「LauncherOne」の打ち上げコストを下げるのが狙いだ。
ヴァージンは現在ニューメキシコにスペースポートを所有しており、Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)のスペースプレーン(母艦のWhiteKnightTwoから打ち上げられる、再使用可能な宇宙旅行用のSpaceShipTwo)が、カリフォルニアから同施設へと運用を移動させている。
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹 Twitter)